被写体情報パラダイス
農産物直売所で、リンゴを売るとします。
お代は箱に入れてね。美味しいと感じた金額分だけ。
と書いて。
かなり前までの私は、そんな生き方をしていました。
酷い目にたくさんあった。
美味しいと感じながらも、数百円どころか、何もいれないで延々とタダ食いしていく人。
素直に代金を支払った人がいるのに、そしてリンゴの恩恵に自分も預かっているのに、箱からお金を抜いていく人。
黙ってリンゴを持っていって転売する人。
タダでも持っていけると知って、動物のエサにする人。
リンゴは何度も食べにくるけど、まずかったなどと悪口を言う人。
りんごを美味しいと言って並んでくれる人がでると、妬んで毒入りだとかいう人。
たいへんいいリンゴだ、売ってあげるからお金を寄越せ、などという人。
これはリンゴに例えましたが、実際は被写体、ライブ、コスプレ、その他芸能系活動全般に言える話です。
世の中は、信じられない非常識な人が、悪いことだという自覚もなく、そんなことを繰り返す、悪事に溢れているんだ。
それを、嫌という程認識しました。
やめました。
自分の値段をきちんとつけて、それが高くても安くても、買う人は買うし、ありがたがるひとはありがたがるし、応援するひとは応援してくれる。
安いからじゃない。手に届きやすいからじゃない。
価値があるからだ。
自分に自信が無い私。他人の善意に、存在を任せて甘ったれていた私。
悪意につけこまれた原因は、私の弱さもあったと思う。
強くなりたかった。
きちんと価値を認めてくれる人に恥ずかしくない私になりたかった。
まず自分が、自分から、自分の価値を、努力に見合ったものとして認識しなければいけないんだと、今は思います。
いま、酷い目にあってる子もたくさんいると思う。
自分が悪いと思って悩んでる子も、
誰に相談したらいいか分からず途方にくれてる子も。
高望みして、プライドばっかり高くて何の努力もしてないようなのは、そりゃ良くない。一時的に仕事がきても、当然リピートはなくなる。
自分の要求や条件ばかり主張して、容姿やサービス精神や社会的常識がゼロという子も確かにいる。
でも、自分がそうじゃないと思うなら、自分の値段は、待遇は、誰かに決めさせちゃいけない。
ひとつのイベント主催や撮影会主催、事務所などの狭い世界で判断してもいけない。
色んな人達と知り合って、色んな世界に出ていって、失敗することだってもちろんあるけど、誰も選んでくれなくて泣きそうなこともあるけど、悪意が巧妙で最初は気づけないこともあるかもしれないけど、
諦めずに、自分の価値を探してかなきゃダメだ。
私はこれからも、がんばります!
そして、悩んでる子が、私を見て希望を抱けるような、そんな存在になります。
いつも応援してくれてる皆様、本当にありがとう!
お仕事下さる皆様、本当にありがとうございます!
これからもよろしくね!!
写真はオールフェアレディZミーティング(富士スピードウェイ)より💗