キャッチボールの通販(お取り寄せ)特集、今週も人気・新作商品を入れ替え致しました
悲しみや苦しみがある」
という言葉が浮かびました。
「そうだ、私は悲しいんだ。
いくら長男に気持ちを伝えても
わかってもらえない。
仲良くできないのが悲しいんだ」
そう思ったらぽろぽろ泣けてきました。
もう嗚咽です・・・。
そして「お母さんは悲しい。
どうしてわかってくれないの」
と泣き続けてー。
長男は黙ったまま私を抱き締め、
涙をふいてくれました。そして弟と
キャッチボールの真似事を始めました。
2日後、長男が「図工で紙袋を使う」
と言うので探したら、
キティちゃんのしかありません。
「うーん」と困っていると
「ぼく、みんなにバカにされても
恥ずかしくないよ。
ママが一生懸命ぼくのために
探してくれた袋だもん。
バカにされても恥ずかしくない」
と言ってくれました。
またまた号泣。
今度はうれし涙です。
以来、私と長男の関係は、変わりました。
長男は私の中に眠っていた悲しみを
引っ張り出し、
癒してくれたんだと思います。
当時の涙は、長男を
きっかけにしていたけど、
今までずっと押し殺してきた、
子ども時代からの悲しみが
湧き出してきたもの。
いろいろ悲しいことがあったけど、
ずっと我慢し続けてきたから・・・。
でも、そのことで、かえって長男と
強い絆ができた気がします。
怒りの裏にある、苦しみや悲しみ。
その気持ちを率直に表現し、
受け止めてもらえると、
怒りは自然に溶けていきます。
だから、ときには
「ママ、悲しくなっちゃった」
と言って、子どもに、
イイコイイコしてもらうのも
いいかもしれません。
出典:『心を抱きしめると子育てが変わる』(萩原光、主婦の友社、pp.105-107)